遺伝子組み換え食品


遺伝子組み換え技術について

微生物などから取り出した遺伝子をDNA(デオキシリボ核酸)などに乗せ、種の壁を越えて植物の細胞に組み込む技術です。従来の品種改良とは異なり、不自然なものです。この技術はアメリカやカナダなどの海外企業が進んでおり、日本の企業が遅れているが、この技術を利用した食品は安全性が保証されていないにかかわらず、日本だけが輸入を認めている現状です。

主な遺伝子組み換えの種類

問題が起こった例

遺伝子組み換え食品に対する世界と日本の対応

最新技術「ターミネーター・テクノロジー」について

 遺伝子組み換え技術が問題化されているにもかかわらず、種子の発芽能力をなくすアメリカで開発された新しい技術が、日本でも特許出願されていることが表面化されてきました。この技術は種苗会社の権利保護のため、正規以外の種子は発芽させないところから、「ターミネーター・テクノロジー」と呼ばれ、国際的に警戒されています。この問題は農業関係者に波紋を投げかけており、日本の農業への影響についてもほとんど検討が進んでいない現状です。

※ターミネーター…終結させるもの

遺伝子組み換え食品に対する沖津一陽さんの反応

 徳島で自然農をされている沖津一陽さんの講演会の質疑応答で、最近話題になっている遺伝子組み換え食品についてどう思いますかという質問をしました。沖津さんはとんでもない話である、草を殺しつつある、自然の営みがわかっていない、人間が草を敵にしている、それで草取りが大変になる、それから環境破壊が起こる事を言われました。

最後に

 遺伝子組み換え技術はアメリカやカナダなどの海外企業が進んでおり、日本の企業が遅れているにもかかわらず、その「とんでもない」技術によって作られた食品を日本が輸入を認めています。すなわち、日本がそれらの食品を買わされているのが現状です。「ターミネーター・テクノロジー」以外にも「T−Gurt」や「チメラプラスティ」などの新しい組み換え技術が開発されている現状です。食糧を輸入に頼っている日本にとって遺伝子組み換え食品がたくさん輸入されています。決して安全とは言えません。安全性のある農法として、自然農法があります。自然にふれあうこと、自然の営みがわかることが大切だと思います。そして自然農法をさらに拡大していくことが今後の課題です。

 

表示義務化までの大事な食品チェック